異文化を理解して、
英語で真のおもてなし




昨今、注目されている日本の細やかなおもてなしの精神。
日本のおもてなしは、世界の人々からどのように見られていて、
どんなところが違うのでしょうか !?
日本の大学で学ぶ留学生のみなさんに集まってもらい激白していただきました。
題して、“ここが気になる!日本のおもてなし”
―日本のおもてなしで、みなさんが感じていること、良いことも悪いことも含めて教えてください。

エド(ベネズエラ):チップの文化がないのが、最初びっくりしました。ベネズエラだと、レストランでもですし、美容室に行って髪を切った後でも、美容師さんに料金とは別にチップ払うんですよ。日本に来たらすごくカッコよくしてくれるのに全然チップ渡さなくて、とりあえずうれしいです。

一同:笑い
オリビア(イギリス):イギリスもチップの文化、あります。10%くらいだと思います。

イーリス(ハンガリー):おもてなしというので私が思ったのは、例えば外国人が道に迷うときに絶対、しっかり道を教えてくれるのはすごいと思いました。東京駅の丸の内の出口に集合するときがあったんですけど、よくわからなくて…。地図を見ていたら、知らない女の人が来て、10分ぐらい一緒に歩いてくれたんですよ。そういうの、ハンガリーでは絶対ありえないと思いました。テキトーに、あっちって言われて。着けなかったらもうしょうがない、みたいな。そういうとこ、すごいなぁと思います。


オリビア(イギリス):イギリスと比べて日本の店に行くと、店員さんはいつもいらっしゃいませと言いますよね。イギリスではそんなことはあまりないので、ちょっとびっくりでした。


ソンミ(韓国):私の国は日本と本当に近いのにそういうのあまりないんですよ。日本では、「いらっしゃいませ」「すいません」とか、あいさつとかすごいするじゃないですか。韓国では「いらっしゃいませ」は言うかもしれないですけど、帰るときに「ありがとうございます」とかはあんまり言わなかったり。あいさつっていうことだと、電車とかでぶつかったりすると、日本は絶対にごめんなさいとか、「すみません」とか言うんですけど、韓国は全然みんな言わないで、「ん!?」って顔で行っちゃいますから。秩序もすごくよく守ってる。横断歩道とかちゃんと守って、電車乗るときにちゃんと待ってるとか。韓国だったらバッと降りて、バッと乗って、もう一緒に降りて乗ってみたいな。日本のそういうところはいいなと思います。


イーリス(ハンガリー):そう、日本人はメトロとか電車でもどこでもちゃんと並ぶんですけど、ヨーロッパではないと思います。行けたら行く。

オリビア(イギリス):ロンドンの地下鉄でも、みんなちゃんと並んでいない。

バイイン(中国):あと、日本人はすごく相手の気持ちを考えて話したり行動したりして、そういうところで、人への思いやりを感じます。たとえ日本語がしゃべれない外国人だとしても優しい。日本に来て、住みやすい国だなぁ、と思います。


ソンミ(韓国):でも、日本人ってすごい相手のこと考えて気にしている反面、あんまりしゃべってくれないんですね。

エド(ベネズエラ):そうだね。

ソンミ(韓国):それが、むしろ、なに考えてるのかわかんないときがあって、どうすればいいかわかんなくなっちゃうから、言ってほしいなって思ったりしちゃうこともありますね。


バイイン(中国):そうですね。そういうところは日本人は、本当にそう思ってるのかわからない…なんだろう、本音ですか? それとも建前?

―そこは日本人でもわからないときありますね。この人はOKなのか嫌なのかどっちなのか。でもそこは「空気を読む」という文化が日本にはありますね。

バイイン(中国):そうですね。すごくあいまいな態度だなと思います。

チャムチャム(カメルーン):私は、2008年に日本に来て、1年間東京の日本語学校で勉強してたんですよ。日本語学校では留学生の枠で、あんまり日本人とのかかわりがなくて。で、その後、専門学校で奈良に行って日本人と接するようになると、やたら「お前空気読めよ」って周りに言われて。2週間かかってから、やっとわかるようになった。

―そういう文化って、他の国ではないですか? 空気読め、言わないけどわかってくれ、みたいな。

エド(ベネズエラ):なんていうんですかね、度合いの問題だと思うんですけど。日本ではその、空気を読む、読まないといけない割合が高いというか。

一同:あー。

エド(ベネズエラ):細かいところではむしろ言ってほしいのに、さっきソンミが言った通りに「そこはわかってくれよ」というのがあるというか。その一を言ったら十がわかるみたいなところは、逆にコミュニケーションの妨げにならないんですかね。


チャムチャム(カメルーン):外国では、とりあえず反応する。でも日本の場合では、「まぁ、それは当たり前だね」って納得するというか。

イーリス(ハンガリー):そこはちょっと難しい…。いまだによくわからないですね。

オリビア(イギリス):あと日本人はよく「すみません」と言っているけど、色々な意味がありますよね。「ありがとう」とか、「ごめんなさい」とか。時々、わかりにくいです。


イーリス(ハンガリー):そう。それに関してちょっとエピソードがあります。ハンガリーで日本食レストランでちょっとバイトしたことがあったのですが、日本人のお客さんに「ビールもう一杯飲みますか?」って聞いたら「いいです」って言われたので持ってったら、「あぁ要らないです」って(笑)。やっぱりそこらへんはわからないなって。

―「結構です」にも、いい場合悪い場合両方あったり。それはまさに空気を読むという文化ですね。文脈や状況的にこの流れだと、「いいですね」が「OK」か、「NG」かに変わる。難しいですよね。

チャムチャム(カメルーン):「結構です」って言ってる場合でもよく分からなくない? 例えば、買い物して、レシート要りますか?って言われて、結構ですって言ったら、要らないってことですよね? 私はあんまり「結構です」とは言わない。

エド(ベネズエラ):「大丈夫です」も。「レシート大丈夫です」(笑)。
―日本語使いこなしてますね(笑)。「大丈夫です」もあいまいですよね。一方で、休暇などで母国に帰ったときに「今、自分が日本人っぽいことしてる」と思うことはありますか?

イーリス(ハンガリー):お辞儀。母国に帰ってマックとかに友達と行った時に、ついカウンターでしちゃう。で、した瞬間に友達は爆笑(笑)。あの、マックで食べ物もらった時、本当に気付かずにお辞儀してる。


エド(ベネズエラ):私はそれで家族に怒られた。弱そうに見えるからやめろって(笑)。「頭下げてるのって自分が弱いって見せてるんでしょ」って。ただの尊敬なんだけどなぁ…。


ソンミ(韓国):私は「へぇー」っていうあいづち。韓国でやると、みんなめっちゃ笑うんですよ。


チャムチャム(カメルーン):私も一緒。あと、私もちょっとクセになってるんだけど、笑うときに手叩いて笑うこと。それ、カメルーンでやると、「なにやってんの?」みたいになります。


イーリス(ハンガリー):私は時間の感覚かな。4時半に友達と待ち合わせだったら、絶対私4時半とかもっと前にいるのに、相手は20分とか遅刻して。あと、たまに電車が遅れるのも気になるようになった。電車55分に来るはずだったのに、みたいな。


チャムチャム(カメルーン):あー、そう、カメルーンに帰ったときなんか、集合時間に30分とか遅れてくる友達がいて。昔の私なら絶対怒らないんだけど、日本に来てからそういうのがムカついちゃって。友達がびっくりした。アレ、いつからこんなに……みたいな。おまえいつも遅刻してたじゃんって言われた。


ソンミ(韓国):私もそれ言われたことあります。私が「なんでこんな遅いの?」みたいに怒ってたら「韓国にはコリアンタイムがあるんだよ」って。私韓国なのに外国人? って。

一同:笑い。

エド(ベネズエラ):あと一回、友達とご飯食べにいってすっごく恥ずかしいことをしたんですけど。西洋料理って一皿じゃないですか。でも日本って結構、お皿を取って食べるじゃないですか。それがうつって大きいお皿をこう持ち上げちゃってて。

チャムチャム(カメルーン):ある(笑)。

エド(ベネズエラ):気付いたら、周りが見てるんですよ、友達の目、みんな僕に向かってるんですよ。ここってそれやらないよねぇって。


ソンミ(韓国):あと、日本って料理を大皿から取るときに箸の反対側で取ったりしますよね? それ韓国人が見たら、「何してるの?」って言われる。


エド(ベネズエラ):唐揚げ「レモンかける?」っていうのと同じかもね。最初からかけると問題になるから。その理由って、「おもてなし」ですかねぇ。

一同:笑い。
留学生プロフィール
Irisz(イーリス) from:ハンガリー
日本の法律について勉強中。もともと日本に文化に興味があって、高校生のときに石川県にホームステイ。日本語の勉強のために見始めたドラマも大好き。将来はもっと世界中を旅行すること。
Ed(エド) from:ベネズエラ
文化とスポーツ社会学を勉強中。卒論は日本のサブカルチャーについて。高校時代に交換留学のプログラムに参加して日本が好きになって戻りたいと思い、留学。大のゲーム好き。将来は日本で家族を持つこと。
Chamcham(チャムチャム) from:カメルーン
情報理工学部で勉強中。高校を卒業してから日本へ留学。日本に来るまで、着物は日常生活で着る服装だと思っていたそう。将来の夢は、カメルーンでITコンサルティング会社を立ち上げること。
Baiying(バイイン)
大学イノベーションを専攻中。大学の専攻は日本語で、三年生のとき交換留学生として来日。当時のアルバイトをきっかけに日本の経営に興味を持つ。子どもの教育に貢献する素晴らしい先生を目指して勉強中。
Seongmi(ソンミ) from:韓国
ビジネス・イノベーションについて、勉強中。19歳の時、初めて一人旅をしたのが東京で、もっと日本について勉強したいと思ったことがきっかけで社会人を経て留学。日本人は小食家だと思っていたが、食べ放題や飲み放題がたくさんあることにびっくり。
Olivia(オリビア)from:イギリス
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院では、日本語と経済を学び日本語の勉強をするために来日。現在、英語の家庭教師や英会話講師をしながら大学で学び毎日。スポーツが好きでよくジムにいる。
お・も・て・な・し英語 プログラムの詳細
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